止まった時間と流れる時間

夫を亡くした30代妻のつぶやき。

「未亡人」は「私」の代名詞?

そうでした。

あなたはどんな人ですか?って聞かれたら、

…未亡人です。

何より先にその言葉、

いつまでかはそれ以外に出てきませんでした。


今は、二人のお母さんです…かな?

そこに未亡人も当然加わるのだけど。


「あなたはどんな人ですか?」の質問。

聞く機会があって自分と照らし合わせましたが、

私は周りに比べて自己評価が低いと思った。

自己顕示欲の強さが滲み出た様にしか聞こえない程

ポジティブな自己評価の人も。

自分はオメデタイんだろうけど、苦手だわ…なんて

内心思ってしまいましたが、程々のポジティブさは必要。

私の自己評価が低いのは謙虚で言ってる訳ではないし、

当然いい事ではないでしょう。自信なんてない。

それはこうなってから?以前から??

もう分からなくなってきたけど、どうでもいいな。


でも、子供達の存在が第一に出てくる様になったのは、

それが心の回復のバロメーターのひとつだろうと思いました。

子供達に生かされてるんだな…と思う。


未亡人ながらに、旦那の話をする時に

過去形を使う事を少し考える。事実そうなんだけど…

たわいのない話で旦那が登場する時は、気持ち的には現在形。

現在進行形でないだけで…


今日は介護スクールでしたが、休憩時間の事。

今迄の私の話し方を聞いて

「じゃあ、旦那さんと◯◯さん(私)と

お子さん…」みたいな冒頭の質問があったので

「実はね、」と一言伝えると、

「えっ!!」…かなり驚かれたけど当然だろう。


まだ若い独身20代前半の女の子二人との会話、

彼女達と環境から何から色々と違う。

聞かれる事は答える。

「再婚とか考えないんですか?」って(^^;;

「他の男の人に興味も湧かないし、

子供達の為だけやよ〜」って軽く言ったら、

「じゃあ、子供達も含めてって言う人がいたら?」と。

「そんな事、想像つかない位に考えられないし

ホント子供達だけ。」そう言うと「エライですね!」って…

偉い、偉くないのものさしをあてるのは全く違う事と思うし、

普通なんですが。。。(汗)

旦那との死別は勿論、子供がいる感覚も未経験だから

そう思ったんでしょう。


再婚を考える人も中にはいるでしょうけど、

私の気持ち的には違うだけで、

その人からしたらどれ程の時間の中でか

色々と辿りながら行き着いた考えだろうし、

良い、悪いではなく単に人それぞれな事。

中には、ニュースで見る児童虐待・ネグレクト等の

いつまでも恋愛依存症的「女」もいますが…

(茶の間を賑わせてる、お金目当ての初老女までも!)

母親を放棄して女でいる事を選ぶ人は許せませんけどね。


逆に、二人の話を聞いていたら

そんな時期あったな〜って懐かしく思いました。

結婚観やら平和な悩みながら、

このままでいいのか、うまく事は運ぶのか?って。

タイムスリップすれば、共感出来る(笑)

二人は青春の時期を過ぎたと思ってるだろうけど、

まだまだ今も青春で、希望に満ち溢れてるな。


希望って何でしょうね?

ボキッと大きな音をたてて、突然の物凄い衝撃で

荒々しく折られた様な折り返し地点を迎えた。


でも、次に踏み込む足場は

周りが黒一色の深い暗闇ではなくなった。

進み方は試行錯誤でも、

ほんの少し先しか見えてなくても足元は見えるから。

私はもう、未亡人なだけじゃない。

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