止まった時間と流れる時間

夫を亡くした30代妻のつぶやき。

とりあえず、伝えはした。

喪中はがきを送った後に来る電話。

心配してくれてるのは分かるんだけど

話したい事は何もないし、というか

何も話したくない。

家の電話に出ない、

携帯に着信があっても相変わらずスルーしてました。


私はどうでもいいだろう日常を

タイムラインに載せたりしていましたが、

あの事があってから暫くは

当然そんな気持ちになれる訳もなく

投稿しませんでした。

そこで「何かあったん?」と

気付いた友人には話しました。

本当に話したくなかったけど、

突き刺さる様な気持ちと同時に

気持ちに沿ってくれた事も深く感謝しました。


タイムライン再開の、確か初めの記事。

旦那と私で車2台ありましたが、

1台(私の方)を手放す事を載せました。

まだまだ混乱していた時期だけど…

こんな事でも時を刻もうと思った事、

状況を知っている人達に対しては

暗に頑張ってますの意味を含めたメッセージ、

それと併せていつまでも気を遣われて

距離を保たれたり、腫れ物扱いされない為にも。

知らない人達に対してのカモフラージュでも

ありました。

それまでと変わらず、日常的な内容で。


この前の喪中はがきで、

知らせるべきと思う所には全て送りました。

今、知らなかった友人からの反応ばかりですが、

こんなタイムラインを知らずに読んでいた友人達は

当たり前だけど、あんな風に書いていたから

何事もなく元気にしてると思ってたのに…と

思ったでしょうし、だから余計にまさかの事で

ショックだったかも知れません。

もうどこまでも逃げててもいけない、

でも話したくない気持ちに負けてしまって。

だから、こんな事をしていた私の気持ちなんて

余計に理解出来ないに違いないので、

メールで送りました。


ちょくちょく海外に行ったりで

中々会えないけど、大切に思ってくれる幼馴染。

彼女は私の結婚式でスピーチもしてくれました。

呼ぶ友人が高校や大学の同期ばかりで

結婚式に来て貰うのも申し訳なく思ったのに、

「周りが誰とか関係なくって、

私ははなちゃんをお祝いしに行くねん!」って

一人で来てくれた事も思い出します。

天性の明るさで、式も二次会も華を添えてくれました。

気が付けば、彼女からすれば初対面だった友人達の

輪の中心にいました(笑)

そんな素敵な子なのですが、気持ちをメールした後…


こちらこそごめんね。

ラインで近況書きこんでくれてたから

そんなことになってるなんて全く知らなくて

ごめんね。

◯◯くん(旦那)は私も話したりしたから…

私はまだ結婚もしてないし子供もいないから、

はなちゃんに実はどう声かけたら分からないけど、

大変だったね。って一言伝えようかと思って

慌てて電話したよ。

言葉足らずでごめんね。

返信してくれて今のはなちゃんの気持ち分かったから

電話しないでおくね。でもいつも気にしてます。


…って。

こんな風になっても私は恵まれてるね、

本当にありがとう!と送り返しました。


返事が来ない友人もいます。

どんな心境か分からないし、

こっちが心配してるのに

こんな風にしか伝えられないのか…と

思われるかも知れないし、

本当に掛ける言葉が何もないのかも、

私には分からない。

でも、それは私がそうしてきたからの事。

今更ながら自分の気持ちを伝えて、

これ以上に求めるべきでも何でもない事。


自分が分かっててこうし続けてきたのに

ごめんねって言葉…

こうするのが精一杯だけど、

それも理解してくれる人達に対して

謝られるなんて…謝らないといけないのは私だけ。

でも、いつになったら話す?

相手に対しての誠意だけで話すしかないけど…

話すには会う機会。

生活圏内で会わない所約束する段階で、話す覚悟がいる。

必然的に言わないといけなくなるだろうから。

突然アポなしで来た友人の事も、書きながら思い出したけど…

如何なモノかと改めて思ってしまった。


結局私がやっている事は、期限の見えない一旦保留。

自分の気持ちだけ伝えて先伸ばしして…

これ以上の事を伝えるのは避けたいって、

まだ逃げてます。

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喪中はがきを出した後

喪中はがきを出して早々、翌日に連絡が来ました。


まず、メールが入った。

固い文章だったので、目上の方…

多分、旦那の会社関係の方。

携帯に登録しておらず、携帯番号で入ってきました。

あの時は色々と連絡があって、

都度連絡先を登録していくべきだったんだけど

それも出来ていない、

自分が次に何をしたらいいか分からない、

次々と物事も忘れる…

悲しみに暮れて、他の全てどうでもいい。

自分は違う所に生きてる様な…

そもそも生きている心地もなくて、

麻痺して全てを失った様な感覚でした。

ナンバーで来たメールを読んで、

あの時はそんな状態だったな…と思い出した。

喪中はがきに対しての返事だから、

結局誰か把握してないけど返信せずでいいか…と

そのままです。


夕方、帰宅後には突然の電話。

大学時代の友人が、言葉を準備せず

心配してかけてきてくれた。

私はあと少しすれば家を出て、

子供のインフル予防接種&耳鼻科で耳垢取りと

詰め込みの病院巡りでバタバタな予定でした。

慌ただしくそこそこの電話で切らせて貰ったけど

こちらが話せる所以上は切り際にも困るだろうし、

会いに行こうと思ってくれてる話は

中途半端な所で終わらせてしまったけど…

私的には、それで良かった。

旦那の仏壇に備えさせて欲しいと言ってくれるなら

だけど、私の心配をして駆けつけてくれようとするなら

そっとしておいて欲しい。

私も子供たちも元気で一応何とかやってるから

大丈夫だし…

それに、友人二人で来てくれようと考えてくれてたけど

旦那が亡くなった事で、自分から話したい事はない。

結局、同窓会みたいなお互いの近況報告になるのも無理。

私の心配をして手を差し伸べようとしてくれてるのは分かる。

凄くありがたいんだけど…

でも、家庭の違いを目の当たりにした会話を

まだたわいのない話として

自分が微笑ましく受け止められないのも分かる。

日頃、平常心を取り戻したと言えども

またそれで引き戻される様に感じてしまうなら会わずに、

心配してくれた気持ちだけありがたく受け止めたいから…


その後、また別の友人から一言メール。

「今、ハガキ見た。大丈夫か?」

声も表情も見えないメールだから少し気が楽で、

「ありがとう!元気してる??何とかやってるよ。

結構経ってるけど、ずっと言われへんくて。

ようやく言える様になってきて、

ボチボチで頑張ってるよ。」と返した。

「元気してる?ってこっちのセリフやから!

大変やったやろ。

今日はこんなメールとか電話ばっかりやったやろ?

いつでもいいし、

子供寝かし付けたり色々あるやろうから、

また都合いい時に話しよか。無理せんときや。」…って。

私の状況とか、私が話したくなった時にはって

気持ち的な所を凄く汲んでくれて、温かい言葉でした。


この歳で何故亡くなったのか、誰もが思うだろうけど

気持ちを思ってくれた中でもそれを聞かれるとしたら、

興味本位で覗かれてるみたいに感じるかも知れません。

聞きたい事聞いて自己解決した様に見えたなら、

火事を傍観されてるみたいで…見せ物か!って心が乱される。

そうなると、どの程度か心配して掛けてくれたかも知れない

最初の言葉が、余計に火を着ける。

喪中はがきを送った後に、私が一番に嫌だろう事です。


昔からの友人に対しては殻に閉じ籠ってしまうけど…

私、こんなんでホンマにごめん!

長らく会わずでも心配して、

気持ちに沿ってくれる事にありがとう!

言える様になったら、自分から話すね。


気持ちに対しての誠意として、そう思った。

そして、伝えた時間や日頃の距離があっても

支えようとしてくれる友人達…

大切にしていきたい存在だとも思いました。

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引き伸ばしていた喪中はがき

明日から12月…


喪中はがきは11月に送るものらしいけど

12月でも構わないらしいので、

準備は出来ていたけど送る月を引き伸ばしました。

というか、最初から12月に送るつもりで

はがきの印刷を注文しました。


明日、投函します。

どっちみち送るべきなんだけど、

僅かな日付の違いだけなんだけど、

逃げてるんですよね…


送るにも心構えがいって、

どんな反応が返ってくるのか…

私側の友人には殆ど伝えてないので。

言えませんでした。


受け取る側も、高齢ならそうなのか…で

終わるかも知れない所、

この歳で、という所でショックなのは

その先どう受け取るかは人それぞれにしても

想像つきますし…


この事を伝えないまま、先々月だったか

とある店で友人を見掛けた時は

幸い向こうが気付いていなかったので

人に紛れる様に目立たない様に

避けてしまいました。

偶然、久々に会う所でしたが、

とてもじゃないけど会えなかった。

今日はまた別の場所で、

その友人のお母さんを見掛けたけど

(向こうは私を見て、

あれ?そうかな…と思った感じでしたが、)

私は気付いていないフリをして、

子供たちを見るのに忙しい感じにして

そそくさとスルーしてしまいました。


興味本位が僅かでも感じられるなら

心を乱されると思うから、そんな反応は避けたい。

でも、そんな事選べないし。


だから、心構えをしてるけど…

気持ちになるべく波が立たない様に過ごしたい。

いつも通りの、この頃の私でいたい。

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Cちゃんへ

あれから色々思ってて、

Cちゃんとご家族の事もどうしてるか心配で…

読んでくれてると思って書いてます。


私は地に足を着けてるか分からない様な

ドン底から8ヶ月経って、

一昨日は結婚記念日も迎えてしまったわ。

ちょくちょく近いなーと思う事がありながら、

でも何でこんな事までって思うけど…

運命なんかではないと思うけど、

Cちゃんと私の事は

あんな偶然の縁に意味があるんやなって

それか、深い意味を持つ様になったんかな。


どこからどう話していいか分からないけど、

今迄ここに書いてきた事が

私にあった事とか伝えたい事で、

不要な内容も沢山入ってると思うけど

Cちゃんに届く事が少しでもあれば

…と思ってます。


私の事を言ってなかったから

遠い存在に感じてただろうと思うけど、

そんな思いの中で本当にありがとう。

思い出させたくないから、

私は送らないでおくね。


自分の思いと向き合うだけで、

これ以上に無理なのも分かってるから。

体も、気持ちも、無理しないなんて

どうすればいいかも分からないけど、

少しでも休まる時があれば…

体調崩さない様に、本当に気を付けて。


遠いけど分かり合える分近くにいるし、

ホント、私も一緒。

どうしようもない時は抱え込まないで、

連絡してね。お互い話そう。

「未亡人」は「私」の代名詞?

そうでした。

あなたはどんな人ですか?って聞かれたら、

…未亡人です。

何より先にその言葉、

いつまでかはそれ以外に出てきませんでした。


今は、二人のお母さんです…かな?

そこに未亡人も当然加わるのだけど。


「あなたはどんな人ですか?」の質問。

聞く機会があって自分と照らし合わせましたが、

私は周りに比べて自己評価が低いと思った。

自己顕示欲の強さが滲み出た様にしか聞こえない程

ポジティブな自己評価の人も。

自分はオメデタイんだろうけど、苦手だわ…なんて

内心思ってしまいましたが、程々のポジティブさは必要。

私の自己評価が低いのは謙虚で言ってる訳ではないし、

当然いい事ではないでしょう。自信なんてない。

それはこうなってから?以前から??

もう分からなくなってきたけど、どうでもいいな。


でも、子供達の存在が第一に出てくる様になったのは、

それが心の回復のバロメーターのひとつだろうと思いました。

子供達に生かされてるんだな…と思う。


未亡人ながらに、旦那の話をする時に

過去形を使う事を少し考える。事実そうなんだけど…

たわいのない話で旦那が登場する時は、気持ち的には現在形。

現在進行形でないだけで…


今日は介護スクールでしたが、休憩時間の事。

今迄の私の話し方を聞いて

「じゃあ、旦那さんと◯◯さん(私)と

お子さん…」みたいな冒頭の質問があったので

「実はね、」と一言伝えると、

「えっ!!」…かなり驚かれたけど当然だろう。


まだ若い独身20代前半の女の子二人との会話、

彼女達と環境から何から色々と違う。

聞かれる事は答える。

「再婚とか考えないんですか?」って(^^;;

「他の男の人に興味も湧かないし、

子供達の為だけやよ〜」って軽く言ったら、

「じゃあ、子供達も含めてって言う人がいたら?」と。

「そんな事、想像つかない位に考えられないし

ホント子供達だけ。」そう言うと「エライですね!」って…

偉い、偉くないのものさしをあてるのは全く違う事と思うし、

普通なんですが。。。(汗)

旦那との死別は勿論、子供がいる感覚も未経験だから

そう思ったんでしょう。


再婚を考える人も中にはいるでしょうけど、

私の気持ち的には違うだけで、

その人からしたらどれ程の時間の中でか

色々と辿りながら行き着いた考えだろうし、

良い、悪いではなく単に人それぞれな事。

中には、ニュースで見る児童虐待・ネグレクト等の

いつまでも恋愛依存症的「女」もいますが…

(茶の間を賑わせてる、お金目当ての初老女までも!)

母親を放棄して女でいる事を選ぶ人は許せませんけどね。


逆に、二人の話を聞いていたら

そんな時期あったな〜って懐かしく思いました。

結婚観やら平和な悩みながら、

このままでいいのか、うまく事は運ぶのか?って。

タイムスリップすれば、共感出来る(笑)

二人は青春の時期を過ぎたと思ってるだろうけど、

まだまだ今も青春で、希望に満ち溢れてるな。


希望って何でしょうね?

ボキッと大きな音をたてて、突然の物凄い衝撃で

荒々しく折られた様な折り返し地点を迎えた。


でも、次に踏み込む足場は

周りが黒一色の深い暗闇ではなくなった。

進み方は試行錯誤でも、

ほんの少し先しか見えてなくても足元は見えるから。

私はもう、未亡人なだけじゃない。

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パパ越え??

見かけは旦那とそっくりな息子。

癖(傾向?)も似てるけど、似てない所は

息子は書く(描く)事が好きな事。

描くと言っても、日頃家では

妖怪ウォッチの妖怪ばっかり真似して描いてますが。


旦那の絵を見て、…ぷっ!!な事は度々あった。

本人はハナから描く気ないし、

開き直ってネタにしてたんだろうけど(^^;;


「もうちょっとでパパ越えしそう…(超失礼!)」と

当時四歳の息子の絵を見て言ってました(笑)


今日、保育園のお迎え時間に

「遂に越えちゃったんじゃない??」な一枚の絵。

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秋の遠足で行った水族館です。出ました、親バカ〜(^^;;


これでパパ越えとは、パパの絵がどんなものだったか

逆に疑わしく思われるかも?


旦那は「よく描けてるやん!」って褒めただろうし、

感心したと思う。


息子の事を嬉しくて書くのは良しとしてくれるだろうが、

俺がネタになってるのはどーにかしろ!!

そもそも、そのタイトルよ…。

(旦那へ。一応「??」つけといたよ〜!)


そう言うのも間違いないな(^^;;

旦那の思いであろう分も、帰りの車中でたっぷり褒めました。

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子供の怪我

数日前、ご近所に柿を配りに行った時の事。


そのお宅の玄関先で話していた時に娘(2歳)が

コケて、運悪く花壇の煉瓦の角にオデコを打ち、

慌てて起こしたらぱかっと切れてました(T_T)


話していた奥さんが看護師だったので

すがる思いで大丈夫か聞いて、

慌てて家に帰って消毒…

出血を見て、

コレ、絆創膏じゃアカンやろ…

怪我を見てザワザワしている所に、

先程の奥さんが医療アイテムを持って

家にやってきてくれました。


ようやく落ち着く。


柿を配りに行ったのが、お世話になる始末(ー ー;)


仕方ないわ、よくコケるし!

後で話した母からはそう言われたけど、

そして、そう言われたら確かにって思えて

気持ちも楽にはなるけど。

こんな事でも、傷は残らないか。

私があの時こうだったら。

そして何より、娘にごめんね。旦那にも、ごめんね。


これがもっと大事になってたら、

奥さんが看護師さんだったから安心出来たものの

そうじゃなかったら?


そう思えば、相変わらずだな、私。

…と、何だか確認もしてしまう出来事でした。


こんな事では済まない事だってこれからあるだろうし、

強くならなアカンやろうな…とこれまでも色々思ったけど、

全然まだまだ。というか、今迄と変わらない自分が情けない。

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